治療コンセプト
我々の施術というものは、基本的には患者さんの自然治癒力にプラスすることで自然に治るものだと思っております。よって患者さんの今現在の苦痛だけに着目せず、どのような生活スタイルか?既往歴は?職種は?などから病が発症したバックグラウンドを的確に把握することが重要と思われます。
治療方法の原理
“経絡治療とは、すべての疾病を経絡の虚実状態として把握し、それを主に鍼灸でもって補寫して治癒に導く伝統医術である”
経絡の虚実状態を把握する手段として四診法というのがある。望診・聞診・問診・切診の4つの診察方法のことをいう。
まず、望診は目で見る診察のことで、眼や舌、皮膚の状態を観察する。
次に聞診は、相手(患者さん)の声の状態や響きを聞いたり、体臭をうかがうのがこの診察法。つづいて問診は、そのとおり主訴を聞いたり病歴を聞く。最後の
切診は、腹診・背診(お腹や背中を診る)と脈を診る脈診で心身の状態を把握します。
そして状態を把握したところで、鍼灸で虚している(足りない)所は補って(足して)、実している(多すぎる)所は寫して(引いて) 治癒(心身状態を良い感じ)にもって行こうという治療方法です。
当院は主に脈診に力を入れておりますが、歩く姿勢や歩き方も重要視します。
それと来院時、玄関を開けて私と目が合った瞬間を注意しながら見ています。
診察方法は種々様々あると思いますが、なるだけ早く患者さんが良くなるよう最善の方法で取り組んでいます。そして結果が良ければオールOKだと思います。最終的には経過よりも結果が大事だと考えます。
治療方法の歴史
経絡治療とは、三千年前に中国で発生し六世紀に日本に伝わったはり灸治療が、日本独自の発展をしたものを指します。江戸時代には、治療手段として広く定着しました。徳川将軍も、鍼(はり)医に、脈を診てもらっており、5代将軍綱吉をはり灸で治療した「杉山和一」が、家屋敷を賜り、関東総検校(業界の関東元締め)になった史実があります。はり灸治療が、いかに浸透していたかが窺えます。
治療方法のこだわり
浅く鍼をしても、ツボに的確に当たっていれば効果があるし、なによりハリ治療が初めてという方には、“髪の毛よりも細いハリ”による治療を是非体験してもらいたいです。当院では数種類の鍼(使い捨てのハリ)をそろえていますので、個々の身体の状態に合わせた最適の刺激で調整していきます。
お灸に関しては、昔のお灸と違い痕が残らない程度のお灸で、熱さを我慢しないで様子を伺いながら施灸していきます。 |