自己紹介私がこの仕事に就くことになったきっかけは、高校時代にある新聞記事を読んでいた頃『東洋医学』という言葉を目にした時から徐々に関心を持ち始めたことに関係があります。元々、将来の職業に“人に感謝されるような仕事”につきたいという思いがありましたし、東洋医学について調べたところ、「人間の本来もっている自然治癒力に働きかけ体質の改善を図るのが目的」という文章があり、当時私の祖母が関節リウマチを患っていて苦しんでいたので、祖母に対しても何かできるのでは、と思いこの道を志しました。 鹿児島の鍼灸専門学校で3年間勉強し、国家試験にも一発合格して晴れて鍼灸師となりましたが、鍼灸師になったものの、その頃の自分は学校を出たばかりの新米鍼灸師。技術を上げる為には良い先生の下で研修するのが一番と考え、専門学校の鍼灸科の先生に相談したところ、熊本にあるとても繁盛している鍼灸院の先生をご紹介していただき、そこで研鑽するため帰熊することになりました。 それから、8年間は師匠のもとで研修生として勉強しました。そこでいろいろな症状で悩む患者さんに出会い、臨床を経験し、あらためて鍼灸師になって良かったと感じました。なかでも、とても勉強になったのは往診の経験です。 往診での治療活動は、昼間に行く場合もありましたが、院内の仕事が終わってからの夜間に行く時もありました。昼間の仕事が忙しくクタクタになりながら、原付バイクをとばして往診をしたことを覚えています。時には、一旦停止の標識を見逃しおまわりさんに捕まったこともあります。3回ほど。全く車が通らないような時間帯で捕まりましたからね。でも、おかげさまで往診時の交通事故は1回もありません。 私の祖母の家にも週に1度は必ず治療に行きました。8年間ほとんど休まずに行きました。その結果、リウマチの痛みはほとんど消え、杖はつくものの近所の親戚の家まで歩いて散歩に行けるほど回復しました。その頃ようやく自分の腕にも自信がつき、この仕事をやっていて本当に良かったと思いました。 現在、私は刈草鍼灸院という看板を掲げ、来院していただいた患者さま一人一人に丁寧かつ身体にやさしい鍼灸治療を施し、症状の改善に力を入れています。そして院内の治療のかたわら、やはり往診も受け付けています。外出が困難な方にも鍼灸マッサージ治療の良さを知ってもらいたいという想いで続けています。 これからも刈草鍼灸院は、患者さまにとってより良い治療院であり続ける為、質の向上を目指すと共に、気軽に来院できるフレンドリーな治療院作りを心がけていこうと思っています。何卒よろしくお願いいたします。 2006年 1月 藤森 誠 |



